ロシア連邦エネルギー省は現行の生産分与協定の枠内でのプロジェクトに関わる予算がタイミングよく(前年の終わりに)承認されるように実現するつもりであると、省での情報筋は伝えた。
現在ロシア連邦では大陸棚での“サハリン-1”と“サハリン-2”、ネネツ自治管区でのハリヤギンスコエ石油鉱区の3つのプロジェクトが動いている。
「我々は以前にあったような年が明け、承認された予算がないことにならないように毎年の終わりには来年に向けての予算を承認するように努める」と、担当者は述べた。
彼の言葉によれば、2012年の予算は12月にはすでに承認されるとのことである。
生産分与協定プロジェクトの実現過程で国家機関によるプロジェクト予算の承認遅れと鉱区開発の生産技術計画案の更新に関わる相違が再三起こった。
例えば、全権国家機関は2010年開始から2010年の“サハリン-1”の支出予算を承認することができなかった。
プロジェクトのオペレーターである“エクソン”は35億ドルの予算を求めたにもかかわらず、全権国家機関は10億ドルだけ承認しようとした。
プロジェクトの実現を監督するロシア連邦エネルギー省は“サハリン-1”実現の経済モデルは所轄官庁には不満であることを表明した。
予算は昨年の11月末にようやく27億ドルで承認された。