9月28日サハリン国境警備隊は連邦保安庁の航空機の協力のもとで“アグリヤ”号を拿捕した。
ロシア船はアニワ岬南西寄りのロシア排他的経済水域内で発見された。
衛星モニタリングシステムの情報によれば、“アグリヤ”号は指定水域に位置していなかった。
最新の情報によれば、船は今年6月から操業を離れており、つまり操業水域に出て、漁を行なう権利をもっていないので、コルサコフ港にいるはずであった。
一時間にわたって“アグリヤ”号の船長は超短波チャンネルでの沿岸警備隊員によって行なわれている照会に応答しないで、火薬や他の信号に反応しないで、停船要求を履行しなかった。
停船を強制するために見込まれた全ての手段がつくされた時、国境警備隊は警告射撃を行なった。
その後に船は止まり、乗組員はあわてて水産物の入った篭を海へ投げ始めたが、国境警備隊によってビデオカメラで記録されていた。
船への乗り込み後にその船倉で臨検班はウニの入った残った篭を発見した。
船長の話によれば、珍味の総重量は1,240キログラムになったとのことである。
船長はウニの漁獲許可書を持っていなかった。