サハリン南西海岸へのイワシの大量打上げ原因

サハリン南西海岸へのイワシの大量打上げ原因

10月初めにサハリン南西海岸でマイワシの大量打ち上げが記録された。
サフニロ(サハリン漁業海洋学研究所)の専門家によって集められたデータによれば、この魚の打上げは10月2日―3日にヤブロチヌィ村からノヴォシビルスコエ村までの海岸区域で認められた。
イワシの打上げが記録された満ち干の帯の幅は4メートルから1メートルまで変化していた。
海岸区域の距離と陸に打ち上げられた魚の層の密度はこれが特殊でない個体で、数量で相当な群れであったことを証明している。
現在この現象理由がサフニロの専門家によって明らかにされており、最終的結論は回収されたサンプルの生物学と化学分析の実施後に行なわれることになる。
おそらくサハリン海岸でのイワシの打上げは異常に大気と沿岸水域の急激な低下原因により起こったものであることを事前に言うことができる。
マイワシ―これは海の表面に近い層が十分に暖められ、その索餌のために好都合な条件が作られる夏期に周期的にサハリンの岸に移動を行なっている亜熱帯(好熱性)の魚である。
秋の海水の冷却の始まりと共にマイワシは日本海の南の水域へ移動を始める。
その際にマイワシの群れはしばしば浅瀬の最も暖かい水域の海岸近くで形成される。
しかしこれらの海域での急激な海水温度の低下(数時間の間に)は魚を異常な状況にもたらし得る:魚は死んだように動きが悪くなってしまう。