12月8日から9日の深夜にロシア連邦領海内の志発島(歯舞諸島)海域で沿岸警備サハリン国境警備局国境警備哨戒船によって外国船籍の船が発見された。
船はロシア連邦領海内で漁獲されたウニの違法受け取りとそれに続く日本の港へのウニの輸出目的で国境を横断した。
国境警備船に気づいて、船長は日本領海方面へ進路を取り、照会に応答せず、停船要求を履行しなかった。
追跡の過程で船は“キタミマル”(カンボジア船籍、船主は“NewDealMaritimeCo.,LTD”)として確認された。
国境警備機関からの追跡から逃れることが不可能であることを悟って、船長は船員の生命と健康を危険にさらしながら、キングストン弁を開き、船をリシイとシシキ小島(特別保護自然対象に属する)に船を向けて、船を沈める試みに着手した。