ロシアの大陸部分と島をつなぎ、タタール海峡を経由して貨物の通年の円滑な輸送を行なうサハリンへの鉄橋建設は4千億ルーブルかかるかもしれない。
このことについて8月15日の記者会見で極東連邦管区ロシア連邦大統領全権代表ヴィクトル・イシャーエフは表明した。
現在サハリンと大陸間には《ヴァニノ-ホルムスク》の海上フェリー航路が動いている。
天候条件、あるいはフェリーの不足により貨物が港で止まる状況も頻繁にある。
サハリン-大陸間の鉄橋横断建設プロジェクトはロシアの鉄道輸送発展戦略と2025年までの極東と外バイカルの社会・経済発展の戦略に含まれている。
「今のところ、サハリンへの橋建設プロジェクトの正確な価格を言うことは難しい。
事前に経費は4千億ルーブルと見積もられている。
これは120億-130億ドルになる。
橋横断の長さは17キロメートルになる。
これは隙間のない堤防かトンネルになるかは、設計者が確定することになる。
技術的課題を準備し、経費を根拠づける作業グループを作ることが我々の任務である」と、V.イシャーエフは述べた。
サハリンと大陸間のトンネル建設プロジェクトはまだ前世紀の50年代に計画されたが、当時はそれを実現することは出来なかった。
2007年に橋かトンネルで陸をつなぐことの問題が再び持ち上がった。