先日 PLC について雑感を述べたところ、早速コメントがつきました
今回行動を起こしたのがアマチュア無線家ですが、短波帯のユーザーは言うまでもなくアマチュア無線家だけではありません。これだけ多くの問題を抱えていると言うことのアピールもあると思います。海外で認可はされど普及しないPLCに未来はあるのでしょうか?
該当するコメントはこちらです
- 問題はアマチュア無線だけではない
- 問題の全体を掴んで貰いたい
- 海外では認可されているが、普及はしていない
- 本当に PLC は意味があるのか
こんなとこですか
ラジオ NIKKEI の記事
PLC使用の建築物やPLCから10m以内の範囲では短波放送の受信ができなくなることも想定されるため、その深刻な影響が懸念されています
NETWORK WORLD の記事
家庭内にはLAN配線も無線LAN機器も必要なく、PCはもちろん、その他のデジタル家電もコンセントにつなぐだけで広帯域なネットワークに接続できるというぐらい革新的でなければ、PLCはユーザーの目には魅力的と映らないだろう
日本アマチュア無線連盟の記事
明らかに影響のある様子が見られる、という記事
この実験は計測データ収集を目的としたため,結果について考察は加えない
日本アマチュア無線連盟の考察記事
JARLでは、かねてから電力線搬送通信(PLC)が短波帯のアマチュア無線に与える影響について懸念を表明してきましたが、平成14年1月26日~27日にARIBとの合同実験をおこなった結果、電力線搬送通信(PLC)の漏洩電波はアマチュア無線に対して相当な影響が避けられないとの判断をいたしました
PLC 問題のまとめ的サイト
細かく出ています。総合的に PLC を見ている感じ
PLC! 素敵! 期待しちゃう! という人にも十分一読の価値あると思うんですが
基本的にはアマチュア無線側のサイトです
JARL が裏切った! という記事
JARLが今回の全くもってデタラメきわまりない省令案に対して賛成する旨の準備書面を提出しています。「賛成」ですよ!!?? 信じられません
本当に高速通信が出来るのか 野々村さんの記事
全然高速じゃないし、メーカーとかのデモも出鱈目じゃん! という主張
PLC 電波妨害の恐れ。大学教授らが行政訴訟 野々村さんの記事
Yahoo の元記事について言及している様子
改めて書きますが短波帯のユーザーはアマチュア無線家だけではありません。しかしメーカーを始めとする推進派は被害者のトップに業務で短波帯を使用していない「アマチュア無線」をあげています。アマチュア無線のせいで普及しないんだと印象づけたいが為の姑息な手段です
ついでに Yahoo の元記事からもちょっと引用
大学教授らアマチュア無線ユーザー114人が「電波妨害が起きる恐れがある」として、総務省にPLCの解禁やメーカーへの事業認可の取り消しを求めて近く東京地裁に行政訴訟を起こす
何か微妙に都合の悪いようなとこ、削ってませんか
まあ、いいですけど
PLC の無線通信への妨害問題 ITPRO の記事
図もあって分かりやすい
下の関連記事もまとまっています
PLC は携帯が苦手 ITPRO の記事
モーターを利用する機械(ドライヤーや電気ヒゲそりなど)が至近距離にあると通信速度の低下や通信そのものが瞬間的にでも停止してしまうことが考えられる
とある技術者が「ごくごく最近判明したが、一番心配している」と懸念するのは携帯電話の充電器だ。同じ場所のコンセントに携帯電話の充電器とPLCモデムを差し込んでいると、充電器に内蔵されている整流回路の品質によっては、PLCの通信にかなり大きな影響が出る可能性があるという
前述の技術者は「マニュアルに記載することで注意を喚起したいが、PLCにはまだまだデリケートな部分が多い。起こりうるあらゆる事態を想定し、簡便な対処法を用意する必要のある一般向け販売を投入するにはまだ時間が必要だ」と、運用面を考えるとまずは法人向けに製品を投入する方が無難との見解を示す
妨害電波がどうのと云う以前の問題も隠れてそうですねえ‥
PLC 問題の複雑さ JA1KSO さん
まあ、各団体とのやりとりもぐだぐだになってる様子で
1回絡まった紐をといている間に泥棒に逃げられるって感じですか
松下 PLC の問題点 PLC高速電力線通信って何だ? の記事
使いたいけど問題山積じゃないの? というスタンス
アマチュア無線に対するスタンス 徒然 IT 日記の記事
アマチュア無線だって酷いのがいるだろ! 何とかしろ! というスタンスから
JARL の裏切り? について言及する de JH0IXE さんの記事
自分達の話し合いで決まった規制値を盛り込んだ原案に賛成する事は当然のことであり、ここに来て今頃「絶対反対」などと子供じみた事を言う様では、アマチュア無線家はまるきりの子供という事になり、何れ社会から相手にされなくなるであろう
社会の一員としてのJARLの今回の「原案賛成」は裏切りでも何でも無い。JARLが「原案賛成」としたことに驚いている人達には、「今まで何を見て来たの?」「JARLの分科会での発言を読んでいなかったの?」と小一時間問うてみたい
電波は元々誰の物でも無いのだから、先使用権などという偶然に得られた権利に頼って共用を排除するのでは無く、影響を受けない(又は最少限)レベルでの共用の道を選ぶ「良き社会人」でありましょう。 そうでないと、そのうちにアマチュア無線が排除される日が来ないとも限りませんよ
アマチュア無線家が果たした科学技術発展への寄与は、昔は大きなものがありましたが、今は殆ど何もありません。今のアマチュア無線なんてのはただの遊び、道楽なんですから無くなっても社会は何も困らないのです。排除されないようにつつましく楽しみましょう
‥。凄いシニカルさ、かなと‥。しかーし!
それに、皆さんが考えている通りPLCなんてものは、じきに廃りますからそんなに心配することはありません
いや、そんなに流行らないから廃ると呼べるほどの状況もないかなと
ていうか、うまいなあ。読んでいてにやりとしてしまいました
同じく de JH0IXE さんの記事
PLCからの漏洩が絶対に許せない(PLC絶対反対派)人達は、自分達が不要輻射をしている現実をどう考えているのだろうか?。「自分は全く不要輻射はしていない」と勘違い(あるいは無知?)しているのでは無いだろうか。法令で不要輻射の許容値というものが決められているからこそ電波の発射が出来るのである
PLCが、現在の技術では、アマチュア側が許せる(妨害が無い)レベルでは十分な速度の通信が出来ないというのなら、PLC技術者は改良し通信できるようにすべきであり、それが出来ないのならあきらめて貰うしかないだろう
PLCが本当に国民の福祉の向上になると考えるのなら、共存可能な技術を精一杯開発して欲しいものだ
正しい気がします。納得
野々村さんのコメントの付け方について ネットウォッチバトルアンネックス さんの記事
さて、この「野々村の色々-nonomuraイザ!」はあまりにもむちゃくちゃなことを書きまくっている。いや、書いているだけならさして害はないのだが、あらゆるブログに片っ端から反対コメントを書き込みまくるのはいかがなものかと。巡回先のブログに片っ端からコメントが書いてあっていやになる。以下、気づいたものだけを列挙してみる
おっと、これは‥
どう見てもスパム行為ですよね、ここまで来ると。しかもほぼ同じ文面でコメントしまくり、過去にはトラックバックを打ちまくったこともあり、明らかにスパム行為であり、規約違反です
肝心のブログ自体も見てみたが、書いている内容はもっともらしいことを並べ立てているが、自分で立証したわけでもなんでもない。ほとんど営業妨害のレベルにしか見えないし、そこまで反対する理由がまったく見えないのも不気味だ
端から見てると、とりあえずコメントをつける → その後放置ってのが気に入らない感じですかね。コメントで双方向なやりとりをある程度期待してる人々にとっては「スパム」と感じるのも仕方ないかなと
で、この記事へのコメントもなかなか
PLCについていろんな方が書いていますがアマチュア無線の多くは冷静さを失っていますね。私も数年前までは無線をやっていましたがあの独善的な考え方にはついていけませんでした
今回の議論においてもまず自分たちの権利を狭義に捉えてそれを拡大させているだけです
業務無線に影響を与えるとしたらそれなりの処置をすると思いますよ。
少なくともそれらはアマチュアと違っていわゆる重要無線だからです。
もしもこれらにPLCが著しい影響を与えるとしたら初期段階で規制されるのは明らかです
ボクが PLC に疑問を持つ理由 power さんの記事
問題は棚上げされているんですよね
この辺を考えると、技術者として疑問視せざるを得ないということになるのです
問題は、これらの内容を理解する人が少ないこと
所詮、電源なんてブラックボックスで、電源環境も理想的な環境なんだ、と思い込んでる人の方が、技術者の中にも非常に多い、ということなんですよね…
問題点は広いけれど、認識出来る技術者が少ないのも問題だといった感じです
PLC についての @IT の記事
ゾンビのように息を吹き返したPLC
わはは。こんな風に見てる人もいるんですね
厳しい基準をクリアした製品とはいえ「家庭用です。屋内で使ってください」と断り書きを付けて出荷しても、その使用環境は千差万別で、メーカー側では想像もつかないような環境や使い方をされる場合もあるだろう。そして、それが不幸にも近隣で短波系の無線を利用している人への障害要因となる可能性も十分あり得る
そのような場合、総務省の側でも「十分な対策を取る」(日本アマチュア無線連盟のコメントより)としているようだし、そこは、なるべく早くPLC機器がたくさん出荷されて“ウミ”を早々に出してしまうという考え方があってもいいと思う
不幸にも“ウミ”がたくさん出てしまうようなことになれば、もしかしたら、マーケットはPLC製品に退場を言い渡すことになるかもしれない。そうなると、日本アマチュア無線連盟のいう「実用化が困難と思われる値で決着することができました」という文言が正しかったことになる
これもある意味正しいやり方かも知れないですね
「役立たずは市場で淘汰される」当たり前のことで
メーカーとしては PLC 機器の互換性が無いことを理由に市場を独占したい → 先にシェア獲ったもの勝ちで動いてるようなところはありますが、普及しなければ手痛い目に遭うだけの話な訳で
PLC についての IT PLUS の記事
デジタル家電のネット接続はPLCにかかっている
これは云えてる感じがします
家電 1つ1つに無線機能をつけたり ether ポートをつけたりするのは怠い行為と思いますし
安価で PLC 子機が家電に組み込めるのなら、普及の突破口としては面白い
こうして家庭内に高速のネットワークが完成すると、ネット経由でハイビジョン映像が各部屋で見られるようになる
まあ、高速かどうかはこれからの問題っぽいですが
さて、引用はこれくらいにして、1個ずつ検証していきますか
- 短波放送
- 電波天文
- 航空管制
- 漁業無線
- 防衛庁
- 警察
アマチュア無線以外に短波帯を利用して影響が出そうなのはこのあたりって話ですが
「なら、それぞれ訴えればいいじゃん」と思います
短波ラジオの方は反対してますね。まあ、短波ラジオもアマチュア無線と大差ない扱いだと思いますけど
その他の団体なり官公庁なりが訴えないのであれば、まあ、それはそれってことじゃないんですかね
勿論使えなくなって困るのは自分たちですから、対策は進んでるのかな、とは思いますけど
問題の全体像を掴んでいないのは、むしろアマチュア無線家のような気がします
「影響を受けるのは自分たちだけではない」としながらも、近視眼的に自分たちへの影響のみを取り上げる姿勢は、端から見て評価されづらいでしょう
PLC に関わる問題を全体的に底から持ち上げていけば、「ああ、問題だなあ」と感じる人も多いと思います
どうしても「自分たちの問題」を解決したいというのであれば、自分たちの置かれた社会的な立場というものを 1度客観視ししてみる必要はあると思います。
海外については、アメリカで数千人の契約しかなく、ヨーロッパでも全体の 0.01%以下の普及率、撤退する企業が相次いでいるとのことですが、まあ、海外と日本は状況が違いますんでね。それから、普及するかしないかで損害を被るのはどちらかというと企業側の方な訳で、そのあたりをわざわざ心配してやる必要は無いと感じます。つっこみどころ、間違えてますよ
PLC に意味があるかどうか、未来があるかどうかについては、あえて言及しません。上の記事を全体に流し読みして貰えれば、漠然と感じて貰えると思いますから
もうちょっとショッキングな問題点を指摘しなければ、PLC を止めようとするのは、なかなか難しいかも知れませんね