平成24年度の教育相談所の活動のまとめを紹介します。
稚内の教育相談に直接関わっている14人のコーディネーターは大活躍しました。
中でもSSWの二人は各学校を巡回し、とても頼りにされました。
その評価結果を紹介します。 (稚内市SSW評価結果)
また、教育相談所と関係の深い『つばさ学級』(稚内市適応指導教室)では、今年度初めて保護者会を開催しました。
しかも毎学期、計画的に開催し、回を重ねる毎にお母さんたちの笑顔が生まれました。
心の中の不安感や孤立感から少しずつ抜けだし、安心感や連帯感が広がっていくようすが印象的でした。
とてもすばらしい成果ではないでしょうか。
反対に、『いじめ問題』に苦しむ子ども・保護者・教職員や学校が増えています。
いじめの苦しみや怒りが先生たちや学校に向けられたり、親同士が対立したりして解決の糸口が見つからない状態も生まれました。
でも、粘り強く取り組むなかで少しずつ子どもたちの自主性がうまれ『自分たちの話し合い』をもとめ、実際にて話し合う場面が生まれました。
こうした嬉しい変化に触れて先生も親も元気になれました。
以下、平成24年度のとり組みの特徴を簡単にまとめてみました。
平成24年度の取り組みの特徴
(1) 二名のSSWが配置されて二年目。子ども・親・先生支援はますます強まりました。学校現場と教育相談スタッフ(学校教育課・こども課・つばさ学級・教育相談所)間の連携も一層強まり、より良い変化をつくり出すサポート活動や支援活動がたくさん生まれました。
(2) 教育相談スタッフ会議(月一回定例会)が機能化する中で、子どもたちの実態を把握したり、サポート体制を検討したり、情報を交換したりするなどの支援策の意見交換がとても充実してきました。
(3) 一方、『いじめ』に苦しむ学校・家庭・地域の悩みも出されました。学校(学級)・教育委員会(学校教育・こども課)・つばさ学級・教育相談所等が一体となって連携すると同時に『いじめを未然に防止する』ことの大切さがますます重要な課題になりました。
(4) つばさ学級の保護者会が毎学期開催され、親の願いや悩みを語り合う素敵な活動が生まれました。