子どもの姿の見える学校適応指導委員会

 

 先日、今年度第1回の稚内市学校適応指導委員会が開催されました。

 この委員会は「学校の連携及び不登校児童生徒の情報交流を深めていき、指導方針や具体的な指導内容及び方法を協議していく。」ことを目的に、教育委員会が事務局を担当し、校長会代表、教頭会代表、市街地の学校代表、沿線小規模校のブロック代表によって構成されています。

 この会の特徴は、実名で具体的に交流されることです。ですから、どこの学校で、何年生の何と言う子どもが困難を抱えているのか、教育委員会も含めて参加者全員でとらえることができます。

 今回の委員会では

 *休みがちだった子が、SSWや地域の子育てネットワーク、祖父母の力で登校できるようになった。

  *連続不登校の生徒に担任が会って話ができるようになった。また生徒同士は一緒に遊べている。

  *地域ネットワークに感謝している。母への支援も含め、教育相談所とも連携を図りながら進めている。

 *不登校生徒の家を担任が定期的に訪問し、激励を続けている。

等々が交流されました。それぞれの学校の頑張りが伝わり、お互いが激励されます。その頑張りを教育委員会も理解し、得きる限りの応援態勢も組むことができます。

 今年度は4回予定しています。
その中では特徴的な学校の取り組みを学び合ったり、市の適応指導教室の取り組みを紹介したりもする予定です。