今回は、『サポート』をキーワードに編集しました。
そのポイントをいくつかあげてみました。
① 学校が子どもの指導で困ったとき、『サポートチーム』をつくって関係機関と連携できること。
② 学校でも教育委員会でも、こうした方針を具体化するには『コーディネーター』が必要なこと。
③ 『コーディネーター』のお世話で『サポートチーム』ができたら、情報連携と行動連携で、子ども支援ができること。
④ その際は個人情報保護に留意し、法律上は「目的外提供の原則禁止の例外」として解釈できること。その根拠の紹介。
⑤ 子ども支援の目的が終了した段階では、サポートチームを解散すること。
⑥ 以上のことに関して、国は市町村毎に方針や方策をつくってほしいと指導していること。その指導通達の紹介。
こうした内容をひとつひとつ丁寧に具体化するには学校も教育委員会も関係機関も莫大なエネルギーが必要です。
「言っていることはわかるけど、現実的には大変だ。人材も財力もない中で、すぐにはできない・・・・」
しかし、稚内市にはそれを可能にする財産がありました。
それが教育のまちづくりの理念ともいえる『子育て平和都市宣言』と市民ぐるみの子育て運動でした。
でも、その運動だけでは救われない子どもたちの存在がありました。
そのためにつくられたのが『稚内市子ども支援指針』でした。
子どもを支援する1人の力は小さいけれど、力を合わせることで大きな力になれる・・・・・・・・
地道な『SUPPORT』活動の取り組みの中でいくつかの教訓も生まれています。
まだまだ大きな力ではありませんが、少しずつ創りあげる可能性が生まれています。