先の見通しを持つ大切さ

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8.22『南中ソーラン全国交流祭』 北大『縁』の演舞

12月を迎えると我が子の進路決定の時期となります。
15の春を迎える母親の『ため息』を聴きました。
高校に行くのは良いけど、「そのあと卒業して就職先があるのかどうか・・・」
ほとんどの親は高校卒業後の就職先の困難さを予想しています。

現実の厳しさをそのまま反映した悩みでもあります。
「でも、お母さん、考えてください!」お母さんの知恵と力でもう一歩深く考えてみませんか。こういう時代だからこそ、我が子と一緒に考えたり悩んだりできる条件も広がってきているのです。

「定時制・・・」と嘆いている母親に「お母さん、お子さんの将来の職業を考えて、話し合って、その上でどんな高校が良いかを考えてみましょう」と提案しました。
「まずは、お母さんがその気になることです」と厳しく迫ってみました。

「そんな考えもあるのですね。初めて知りました。考えてみます。」
長い話し合いの末に生まれたお母さんの結論でした。

進路の時期の最大の目標は、我が子の成長の見通しを語り合うこと。
どんな職業があるのか、どんな職業に就きたいか、どんな生き方をするのか、お金も含めてどんな生活が求められるのかなど、課題は話題となって生まれます。
その話し合いが将来の我が子の見通しをつくる力になります。

中学校三年間の『成績』だけで子どもの将来を決定したり、人格や将来を決めつけないでください。現実は厳しいものがありますが『現実主義者』の親にだけはならないでくださいね。

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