教育相談所の願い~三つのワーク~

katakuri070503

平成22年度の稚内の教育がスタートしました。
稚内市の教育相談所の広い意味での願いは、『人の関わりに相談あり』です。
『人はかかわりながら生きている』
『関わりがあるから、悩みがあり、考え、苦しみ、悩み、そしてかしこくなれる』
だから、『人と人とがかかわって欲しい』
心からそう願っています。

次に、学校教育に願っていることがあります。
それは、「子どもを育てるには、親を育てて欲しい」ということです。
核家族化が進み、子育てが『放任』になり、『孤育て』になっています。
こうした傾向が益々深刻になっています。

課題をもって学校に通うこどもたち・・・。
たくさんのトラブルが生まれて当然なのが学校です。
考えてみれば、『集団』を体験したり、『関わり』を体験したりできるのは学校だけなのです。
だから、『トラブルの防ぎ方』ではなく『トラブルの解決の仕方』が求められます。
それは、『プロとしての教師』の出番です。
そんな教師が日本のゆがんだ教育を立て直すことが出来るのです。
親にもこのことをあらかじめ伝えておく必要がありそうです。

『プロとしての教師』は、子どもの中に入り、親の中に入り、地域の中に入る教師になって欲しいのです。

その意味で『三つのワーク』を呼びかけます。
『チームワーク』『フットワーク』『ネットワーク』に強い教師になりませんか。
反対の戒めとして『俺が、俺が』の教師だけにはならないようにしましょう。
今年度もよろしくお願いします。