最近の不登校の特徴と親支援

無題

6月になりました。
花々が咲き乱れる素敵な季節になりましたね。
今年の6月土・日は、昨年と違って『運動会日和』(今のところ)

さて、平成22年度5月1日現在の稚内市教育委員会の学校調査によると、不登校の児童生徒の実態は以下の通りです。

①     「1ヶ月以上の連続不登校の子ども」は、小学校0名・中学校2名

②     「10日連続不登校の子ども」は、小学校0名・中学校2名

③     「連続ではないが指導に困難をかかえている子ども」は、小学校5名・中学校4名

④     「学校にきているが別室登校の子ども」は、小学校1名・中学校1名

従って、何らかの理由で教室出席に困難をかかえている子どもは、小学校6名・中学校9名、計15名という実態にあります。

稚内の児童生徒数は、小学校2,007人・中学校879人、計2,886人ですので、小学生0.2%、中学生1%、計0,5%の子どもが何らかの理由で教室登校困難状態におかれています。

長期の不登校生徒をかかえる親への支援では、学校単位のネットワークや教育相談所、つばさ学級など、関係機関が連携して支援しています。

そこで、教育相談所の親支援にあたっては、次の二つの視点を大切にして取り組んでいます。皆様の参考にしていただければ幸です。

①不登校にはさまざまな背景や要因がありますが、登校できないで苦しんでいる子どもの心を救うことで親と力を合わせること。

②一回や二回の教育相談では終わらない継続支援が必要。

子どもの見方を変えたり、関わり方を変えたりすることで良い結果も生まれることもある。そう簡単に成果を得られないが、学校や関係機関が連携することで変化が生まれる。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

昨年と比較して現在のところ激減状態です。
しかし、最近の状況からみて安心することはできません。
今後も未然防止に力を入れて取り組んでいきたいものです。