『引き継ぐ』ことの大変さと大切さ

2月の稚内港(不凍港)

新年度に向かって学校現場の胎動が始まっている。
特に小学校の先生から中学校の先生への子どもの『引き継ぎ』は重要だ。

この引き継ぎの形態はさまざまあるが、目的はひとつ。
それは、『教師や保護者が,それぞれの教室や家庭で子どもたちと向き合い, どのような環境で,どのような教材を活用して効果的・効率的に支援・指導するかの戦略会議』だからだ。

特に、LD,ADHD,アスペルガー障害,自閉症など,発達障害の子どもへの対応に頭を悩ませている保護者や教師は多い。それだけに、特別支援学級や普通学級の中で一人ひとりのニーズに応じた安心できる体制をつくるには、事前の入念な準備が決定的に重要だ。

子どもの良さの発見と同時に苦手の発見も大切だ

おちょこちょい、わすれっぽい、運動が苦手、話をするのが苦手、話を聴くのが苦手、読み書きが苦手、空気を読むのが苦手・・・・。発達障害のある子もない子も苦手の特徴をきちんと押さえ合い、その苦手を乗り越えていく『攻略大作戦』が大切だ。

「苦手が何によるのか」を,脳の機能などから分かりやすく説明したり,子どもが「苦手を攻略する」ための様々な「作戦」をやさしく紹介したり,子ども自身が楽しく実践できる仕組みを説明したり、さまざまな作戦が教育現場の専門家にも親にも求められる時代になっている。

それだけに、親と先生が子どもを中に挟んで、力を合わせる教育が鋭く求められている。
がんばれ!親と先生達!

親父ネットワーク紹介

教育相談所に地域の親爺が来てくれた。招待状を携えて。
前市連P会長・元潮見中PTA会長、そして現潮中父親の会OB会々長の丸山さんだ。
地域力を育成するためにねばり強く、元気に活動をつないでくれている方だ。
今年の招待状の内容に感動する。
今、大人達に創りあげたい地域力の内容を見事に表現しているからだ。
皆様に紹介・・・そして学びたい。
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潮中父親の会OB会々長 丸山 修

今年も燃えてます!!潮見中父親の会・おやじ達

「幼保小中高大の子どもたちと大人の夢と希望を託し、創ろう地域連携・創ろうスノーキャンドル」

寒さが一段と厳しくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今まで冬場の校舎壁面にイルミネーションなど行ってきました。
この光の演出で生徒達に学校生活の楽しさや保護者や地域の応援を伝えることが出来たと思っております。

潮見が丘地区は、保・幼・小・中・高・大のすべての学校種が存在する市内唯一の学園地域です。
この地域の特性を生かし、まずは小さい連携から始め、それを大事に育てていくことが、市民ぐるみの子育て運動の目的だと思います。
このような取り組みを通じて、明るく元気な夢と希望の持てる地域社会を私たち自身で創ることが求められていると思います。

つきましては、稚内の厳しい冬をスノーキャンドルの暖かい輝きに託し、父親同士が連携を取り合い、こどもたちに楽しい思い出を提供するためにもがんばり、会員相互が一丸となり活動を行ってまいります。今後ともご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

皆さん、是非、スノーキャンドルの輝きを見に来てください。
お待ちてま~す。

◆企画名称 『学園ロードi nスノーキャンドル・がんばる親爺たち』
潮見小~潮見中~稚内北星大学までの通学路両歩道面に200個以上のスノーキャンドルを創り並べます。

◆企画目的 潮見地区の児童生徒・保護者・学校・地域が連携し合い楽しい語らい提供する。

◆期  日 平成22年2月13日(土) 17:00 点灯

※上記以外の取り組みも考えております。見に来てのお楽しみ!!

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撮影:神長勲氏 

地域の変化と親の意識

wakkanai winter
稚内の雪と除雪車 『解けない雪はない』(笑)

全国では余りにも急激な教育改革の結果、保護者の要求がエスカレートしていると聞く。
なぜ、要求がエスカレートするのか。
どんな要素がそうさせるのか。簡単に振り返ってみた。

近年、学校を企業と同じように見立て、トップダウンの教育改革が矢継ぎ早に行われた。
PTAに代わって学校評議員制度がうまれ、保護者との合意づくりに代わって学校評価制度が生まれた。教職員の同僚性に代わって教職員評価制度が生まれた。学校は説明責任を果たすための努力を次々に強いられた。

保護者は我が子を学校という商品生産工場に預け、品質の向上を求めた。
預けた我が子の出来・不出来はもっぱら学校の先生達の努力であり、その評価は「成果主義」に基づいて査定された。

保護者は、『家庭教育の先生』という立場を自覚することはなかった。
夜寝る時間も朝起きる時間もどんな食物栄養をとるかも、さして気にすることもなかった。
それらの課題も学校の先生の課題といわんばかりに学校の努力を求めた。

長い月日が経って、PTAの組織も活動も衰退した。その存在自体を疑問視する親もいた。地域には学校に期待する声も活動も衰退した。親同士の助け合いや学び合いは影を潜め、『孤立する親の存在』が広がっていた。

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これは極端な話ではあるが、教育改革の負の遺産といえる。
暗い話になったのには訳がある。
稚内の各学校にはこうした暗い負の遺産を持ち込ませない努力があった。
この事実から出発して明るい小中一貫教育を創造できる可能性が広がっている。

2月1日 北地区学校間交流会が開かれた。
北地区の稚内中央小と稚内中学校の先生、西小中の代表の先生達を中心に、稚内市教育委員会の方々や地域の方々も足を運んでいた。

この学校は稚内の他の学校と同様に30年もの「交流・連携」を積み上げ、「連携から一貫へ」を指向してきた。先生達に暗さはない。なぜなら上からの教育改革時には、困難であっても懸命に支え合って、保護者との共同や地域との共同を大切にして来たからだ。
その要はPTAだった。

今や学級・学年PTA活動にしても全校PTA活動にしても全道に誇れる活動を展開している。それは稚内のどの地区でも同じだ。こうした積み上げを踏まえて『北地区小中一貫教育』の具体化に大きな一歩を踏み出している。

大きな一歩の踏み出しは、大きな壁の存在を意味した。
それは、家庭教育の機能喪失だった。基本的生活習慣の教育は家庭教育の要。
寝る・起きる・食事・対話が欠落した家庭の存在が大きな課題となった。
教育改革時の負の遺産は、やはり家庭に入り込んでいた。

さあー、どうするか!
「親に言っても仕方がない。子どもに言ってやらせる」のも方法の1つ・・・・。
「一点突破で寝る・起きる・食事・ケータイ」で共同するのも方法の1つ・・・。
その他、いずれの方法であっても乗り越えることの出来る『大きな壁』までたどり着いていることを確信した。

yoo